2016年12月15日
縁結びの神様が宿ると言われるハワイ出雲大社
モヤさまでお馴染みの「ヌシカン」さんのご祈祷を受けました!

思い起こせば、ハワイ出雲大社のヌシカンさんこと、天野宮司との出会いは、訳者がハワイ大学に留学し、初めておせち料理のないお正月を一人過ごすことになりそうだと意気消沈気味だった師走のこと。知り合いから、出雲大社で巫女さんのボランティアをすれば、おせち料理がいただけるとの噂を聞きつけたのがご縁の始まりで、以来、約20年にわたるお付き合いをさせてもらっています。
天野先生との思い出は、どれもが面白いものばかり。ボランティアを通し、日系移民の方々が辿ってきた歴史に耳を傾け、ローカルの方々との触れ合いを重ねてきました。毎年、婦人会の方々が振る舞うおせち料理を堪能し、食欲だけでなく私の心も満たしてくれました。特に神社に受け継がれるぶりのお雑煮の味は今でも忘れられない味。
はじめて親元を離れて一人異国で迎えるお正月に、楽園ハワイとはいえ、少し心細い気持ちでいた私を温かく包んでくれたのが出雲大社でした。以来、私はハワイにいる約10年間、就職しても大晦日、お正月は毎年必ず、出雲大社で巫女さんのボランティアをしました。これがご縁で、卒業式や結婚式、私の大事な節目には、天野先生に見守ってもらった気がします。
テレビでヌシカンさんとして日本全国で話題になると、とうとうこの時が来たか!と内心思いました。本当にお茶目で面白い方なのです。神社というと、厳かで真面目な神主さんがいるイメージですが、天野先生はお会いするとつい笑顔にさせてくれる方、出雲大社はハワイの懐の深さとオープンな感覚そのままに訪れるとほっとできる場所なのです。
ハワイはやはり私の原点の地、出雲大社は私の心の故郷です。この特別な思いの詰まったハワイ出雲大社に、心を込めて翻訳した『こえだのとうさん』を届けさせていただきました。今日は、イギリスで大人気の『こえだのとうさん』が、日本でもたくさんの縁で結ばれますようにと願いを込めて、天野先生にご祈祷を捧げていただきました。
縁結びの神様として有名な島根県の出雲大社本社とハワイ出雲大社のダブルパワーが込められているので、何と2倍の効果があるらしいです。
今日のご祈祷で、天野先生からこんなメッセージを頂きました。
「諦めないで、地道に努力してください」と。
こえだのとうさんが、家族の元に帰ろうと最後まで諦めずに頑張ったように、私も自分の道を貫いていこうと心に誓った日でした。
こえだのとうさんサーフィン版(湘南を拠点とし、Gomez Roomで木工作家としてご活躍中の宇野剛さんに依頼し、作って頂いたものです)は、ヌシカングッズでいっぱいの社務所内に飾って下さるそうです。「もしかしたら、絵本よりも人気出ちゃうかもしれませんね!」とのことです。
天野先生、本当にありがとうございました!